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海外で成功するタイの営業・セールスエンジニア転職ガイド

目次

    タイで営業の求人が多い理由

    タイで営業の求人が多い理由

    まず押さえておきたいのは、タイの転職市場で営業職の存在感がとても大きいということです。職種別の求人で最も多いのが営業・セールスエンジニアで、全体のおよそ4割を占めています。なぜこれほど多いのでしょうか。

    背景にあるのが日系企業の集積です。ジェトロの調査(2024年度)によると、タイに進出して活動が確認できた日系企業は6,083社にのぼります。タイ求人のうちおよそ6割が日系企業で、自動車部品やプラスチック成形をはじめとする製造業が数多く進出しています。こうした企業では、日系の取引先と現地をつなぐ橋渡し役として、日本語と現地対応の両方ができる営業人材が常に求められています。語学や業界が未経験でも挑戦できる求人が一定数あるのも、営業職がタイ転職の王道といわれる理由です。

    営業・セールスエンジニアの仕事内容と種類

    営業・セールスエンジニアの仕事内容と種類

    ひとくちに「営業」といっても、扱う商材や顧客、評価のされ方によって仕事の中身は大きく異なります。代表的な4つの類型を整理しました。

    法人営業(商社・ソリューション)
    日系顧客への提案や既存深耕、新規開拓を担います。売上・粗利・案件数などのKPIで評価され、社内や日本本社との連携で英語を使う場面もあります。
    製造業営業(工場・既存深耕)
    自動車部品などの既存顧客対応とQDC(品質・納期・コスト)調整が中心。工場訪問や社用車での移動が日常になることもあります。
    セールスエンジニア
    技術仕様の整理や提案資料づくり、デモ対応など、社内エンジニアと連携しながら技術面から商談を支えます。専門知識が活きるポジションです。
    不動産・サービス営業
    在住日本人や日系企業向けの賃貸仲介、サービス提案など。語学不問・未経験歓迎の求人も多く、入口として人気があります。

    【密着】タイで働く営業の1日

    【密着】タイで働く営業の1日

    実際の働き方は、現地社員の一日に密着した動画が参考になります。バンコクのオフィスで企業向けの法人営業(人材紹介のリクルーティングアドバイザー)として働く女性社員のケースでは、通勤はBTS(スカイトレイン)を利用し、駅から徒歩やバイクタクシーでオフィスへ向かいます。日々の業務には過去に取引のある企業へのテレアポも含まれ、1日に30〜50件ほど電話をかけることもあるそうです。

    彼女がタイに来て最初に苦労したのが英語での電話対応でした。「自分から求人の有無を尋ねてヒアリングしたいのに、うまく伝わらずメールで送るよう言われてしまった」と、リアルな最初の壁を率直に語っています。一方で、現地スタッフは年齢を問わずフレンドリーで親身に助けてくれるため、3ヶ月ほどで徐々に仕事に慣れていったといいます。

    ▶ 参考動画:タイで働く法人営業に一日密着(弊社YouTube)

    海外で挑戦したきっかけと、働き始めの壁

    海外で挑戦したきっかけと、働き始めの壁

    「なぜタイで営業に挑戦するのか」という動機の部分も、現地の声から見えてきます。弊社の面談動画に登場した営業経験5年の方は、「学生の頃から海外で働いてみたかった」「商社の駐在は10年以上働いた先輩が行くイメージで、若いうちから海外に挑戦したい」と語っていました。旅行で訪れた際にタイの雰囲気や人に惹かれたことが決め手になり、東南アジア全体を見たうえで、企業数が多く経験も活かせるタイを第一希望に選んだそうです。海外転職というと特別なことに思えますが、出発点はこうした素朴な「やってみたい」であることが多いのです。

    一方で、実際に働き始めると壁もあります。前述の密着動画に登場する女性社員は、英語での電話対応に最初つまずき、「自分からヒアリングしたいのに、うまく伝わらずメールで送るよう言われて心にぐさっときた」と率直に振り返っています。それでも、年齢を問わず親身に助けてくれる現地スタッフに支えられ、3ヶ月ほどで仕事に慣れていきました。最初の数ヶ月をどう乗り越えるかをあらかじめイメージしておくことが、入社後のギャップを防ぐ第一歩になります。タイの職場は「最初は戸惑っても、周囲が助けてくれる」雰囲気のところが多いのも、挑戦しやすい理由のひとつです。

    タイ営業の年収・手取りはどれくらい?

    タイ営業の年収・手取りはどれくらい?

    気になる年収について見ていきましょう。弊社のインタビュー動画に登場した、営業経験5年の転職希望者(日本での年収約550万円)の場合、タイでは月収7万〜8万バーツのレンジが想定されていました。求人によっては7万〜10万バーツと幅があり、経験や扱う商材のマッチ度によって上限が変わります。下の表は、実際の求人例をもとにした目安です。

    パターン 月給レンジ(THB) 参考(円換算) 特記事項
    法人営業(一般) 60,000〜100,000 約30〜50万円 賞与は年1〜2回が一般的
    大手総合商社の営業 70,000〜100,000 約35〜50万円 大卒・ビジネス英語・法人営業3年以上が目安
    メーカーの深耕営業 70,000〜90,000 約35〜45万円 英語TOEIC700点目安。経験者は即戦力歓迎
    営業マネージャー 100,000〜150,000 約50〜74万円 役職手当・社用車などの付帯条件あり

    出典:ABROADERS CAREER 掲載求人・各社公開求人票(2026年スナップショット)。参考為替1THB≒4.95円(タイ中央銀行 Mid rate 2026/04/10)。実際のオファーは案件により異なります。

    数字だけ見ると控えめに感じるかもしれませんが、手取りの面ではタイならではのメリットがあります。タイは日本と比べて食事などの生活コストが安く、住民税もないため固定費を抑えやすいのが特徴です。日本人がタイで働く際の給与の下限は約5万バーツが目安とされますが、7万〜8万バーツあればバンコクでも余裕を持って生活できます。さらに、所得税を会社が負担する求人もあり、その場合は額面がそのまま手取りになるため、「日本にいたときよりも手取りが増える可能性がある」とアドバイザーは説明しています。

    ▶ 参考動画:タイ転職・営業経験者インタビュー(年収を正直に解説)(弊社YouTube)

    タイ営業に必要な英語力・語学

    タイ営業に必要な英語力・語学

    営業職で多くの方が気にするのが語学力です。現地のキャリアアドバイザーによると、バンコク中心部で社内のローカルスタッフとの日常的なやり取りが中心であれば、TOEIC600点ほどでも問題なく業務をこなしている企業が多いとのこと。一方、社外クライアントとのミーティングや契約書類のやり取りなどビジネスレベルが求められるポジションでは、TOEIC750点以上を条件とする企業もあります。英語に絶対の自信がなくても挑戦できる求人はありますが、英語力が高いほど選べる求人の幅は確実に広がります。

    タイ語については、できなくても働けるのかと不安に思う方も多いでしょう。結論として、簡単な英語ができれば大きな問題はありません。現地スタッフとの距離を縮めるために少しずつ学んでいくくらいの姿勢で十分にスタートできます。

    ▶ 参考動画:タイ語ができなくてもタイで働ける?(弊社YouTube)

    ビザ・就労許可・税制の要点

    ビザ・就労許可・税制の要点

    海外で働くうえで避けて通れないのがビザと労働許可(ワークパーミット、WP)です。基本的な書類準備や申請は採用企業が主体で進めてくれるため、個人の負担はそれほど大きくありません。一般的な流れは次の4ステップです。

    1. 内定 → 企業が書類を準備します:雇用契約書や事業証明などを採用企業の人事が整えてくれます。
    2. 日本でNon-Immigrant Bビザを取得します:在日タイ大使館・領事館へ申請し、通常2〜5営業日で発給されます。詳しくはタイ外務省の公式案内をご確認ください。
    3. 入国後に労働許可証(WP)を申請します:企業が主体でタイ労働省へ申請します。電子申請(e-WorkPermit)で効率化されています。
    4. 内定からWP取得まで目安4〜8週間です:BOI認定企業ならOne Stop Serviceセンターが使え、よりスムーズです。

    税金では、タイの居住者(暦年180日以上滞在)が2024年1月1日以降に得た国外源泉所得をタイへ送金した場合、個人所得税の課税対象になる可能性があります。日本からの収入を持ち込む予定がある方は、タイ歳入局ジェトロのタイ税制解説で事前に確認しておくと安心です。

    現地採用と駐在、キャリアパスの考え方

    現地採用と駐在、キャリアパスの考え方

    タイで営業として働く方法には、現地企業に直接雇用される「現地採用」と、日本本社から派遣される「駐在」があります。動画に登場した転職希望者は、「商社の駐在は10年以上働いた先輩が行くイメージ。若いうちから海外に挑戦したい」と考え、現地採用での転職を選びました。一方で、将来的に駐在の雇用形態へ切り替わる可能性がある求人もあり、現地採用からスタートしてキャリアの選択肢を広げていく働き方も可能です。

    進路 可能性 目安年数 成立しやすい条件
    現地マネージャーへ昇進 3〜6年 ローカルスタッフのマネジメント実績・数字責任の明確化
    駐在へ切り替え ケース次第 2〜5年 本社との調整実績。駐在切替制度のある企業を選ぶ
    ASEAN内転職・統括職 3〜7年 英語運用・業界ネットワーク。タイは統括拠点化しやすい

    タイ転職の進め方(選考フロー)

    タイ転職の進め方(選考フロー)

    最後に、選考の流れを確認しておきましょう。一般的には、書類選考(返事は早ければ1〜2日、通常1週間ほど)→一次面接→二次面接と進みます。日本在住の場合、面接はオンラインで完結することが多く、最終面接のみ現地で工場やオフィスを見学するケースもあります。内定後はビジネスビザの手続き(オンライン申請で2〜3週間ほど)を経て入社となり、1社あたりトータル約1ヶ月が目安です。

    はじめての海外転職は、一人で抱え込まないのがコツです。
    求人選びから面接対策、ビザ手続きまでを一人で進めるのは大変です。タイに強い転職エージェントに登録し、アドバイザーのサポートやスカウトを活用することで、自分の経歴に合った営業求人に効率よく出会えます。

    まとめ:タイ営業・SE転職で成功する3つのポイント

    まとめ:タイ営業・SE転職で成功する3つのポイント

    ここまでの内容を、行動に移すための3つのポイントとしてまとめます。

    1つ目は、タイは営業の求人がもっとも多く、未経験でも挑戦しやすいということです。日系企業が約6割を占める市場で、これまでの営業経験はそのまま強みになります。

    2つ目は、年収は手取りで考えることです。月給7万〜8万バーツでも、生活コストの安さや所得税会社負担の求人を選べば、日本以上の手取りも狙えます。

    3つ目は、現地採用から始めてキャリアを広げる設計を持つことです。現地マネージャー、駐在切替、ASEAN統括職と、タイでの一歩はその先のキャリアにつながっていきます。まずは情報収集と求人チェックから始めてみてください。

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