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プロビデントファンドとは何ですか?

プロビデントファンドとは何ですか?
タイのプロビデントファンドとは、退職金給付制度です。

基本的には社員と雇用者が毎月半分ずつ基金の積立てを行い、その資金をファンド・マネージャーが市場で運用し、社員の退職時に元本と運用収益を合わせたものを退職金として支給するという制度です。

日本にも「企業型確定拠出年金(日本版401K)」がありますが、同じようなものをイメージされると良いです。

■ メリット

・雇用者も積立金を拠出することから、長期的には賃金アップが見込まれる。
・貯蓄金はファンド運用のプロによって運用されるので、高い収益が見込まれる。
・一度納められた資金は退職まで引き出すことが出来ないため、貯蓄を確実に行う機会である。
・税制上の優遇処置を受けることができる。
・資金運用の手段のひとつに組み込めるため、投資リスクを分散することができる。


■ デメリット

・月々の手取りが積立金額分 減り、また退職まで引き出すことができない。
・元本割れのリスクを抱える。積立額は月収の3~5%。
毎月の積立額は、基本的に給与の2~15%の間で任意で選択することができ、給与から天引きされます。


雇用者の拠出額は社員のそれと同額、もしくはそれ以上との決まりがあり、通常は社員の積立額は3%~5%であらかじめ雇用者側で限定されている場合がほとんどです。


■ 転職しても引き継ぎが可能

自己都合、会社都合などで転職をする場合、次の就業先企業(タイ国内)がプロビデントファンドを導入していれば、ファンドを引き継ぐことが可能で、税制面での恩恵も継続して受けることができます。

プロビデントファンドを導入していない企業やタイ国外へ転職する場合は、資金を引き継げないので、その場合は拠出する必要がありますが、ご自身が積み立てた分は、100%受給できます。

雇用者が積み立てた分については、あらかじめ、雇用者が規定に定めたルールが適応されます。例えば加入期間が、1年未満で10%、1~5年で50%、5年以上は100%など。

入社する企業がプロビデント ファンドを導入している場合、加入するかどうかは、今後のご自身のキャリアプラン(長期でタイで働くかどうか、など)や想定されるリスクを吟味して判断するようにしてください。

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