インドネシアの求人にあるBPJSについて教えてください。|ABROADERS CAREER(アブローダーズキャリア)は海外就職Q&Aであなたの仕事探しをサポートします

インドネシアの求人にあるBPJSについて教えてください。

インドネシアの求人にあるBPJSについて教えてください。
BPJSとは2014年1月より発足したインドネシアの新社会保障機関のことです。

従来の制度と異なり、国民全員に加入義務を定め、国民皆保険が原則。また、6ヵ月以上滞在する全ての外国人にも加入義務が課されているので、インドネシア就職する際は必須で加入することになります。

加入者に対して平等であることを理念としているため、老若男女問わず全加入者が、軽い病気から重症なものまで平等に医療サービスが受けられることになります。

■ 負担について

支払義務:雇用主
負担額:給与(基本給+定額の手当)の5%で雇用主4%、従業員1%がそれぞれ負担します。

■ 登録について

まずはBPJSに登録する必要があります。
入社3ヵ月後(試用期間終了後)にBPJSカードを会社から支給されるのが一般的です。
近くのBPJS支店、もしくはオンラインでの登録も可能で、BPJS対象というサインが書かれている医療機関を、自分で選んで登録します。ただし、日系の病院は残念ながら、ほとんど対象外です。


■ 受けられる保障

ほとんどの医療行為がキャッシュレスで受けられます。

風邪や食あたり、捻挫などの怪我から、輸血、入院を必要とする癌や心臓病、集中医療室での治療までもが対象です。
眼鏡の購入、歯の治療、補聴器、義手義足、コルセット、松葉杖等についても一定の金額まで補助がでるようで最近では、がん手術で1億2,000万ルピア(110万円相当)の手術費を全て補助した事例があるほどです。

登録した医療機関での診察 → 専門医による医療行為と順序を踏む必要はあるそうですが、通常の掛け金を支払い、登録さえしていれば、キャッシュレスで診察・治療が受けられるのでとても使い勝手はいいですし、入院になった場合も1~2人部屋での入院が可能なのは安心です。

また、本人以外に、最大で配偶者と子供3人まで含まれます。夫婦で共働きの場合はどちらか一方での加入ではなく、それぞれがBPJSに加入し、保険料支払いの適用を受けることになります。


■ 保障対象外なのは?

インドネシア国内での医療サービスに限られるので、インドネシア国外での医療行為は含まれません。また、美容関係、不妊治療、薬物に対する治療、歯の矯正等は含まれません。

また日系の病院は、ほぼBPJSの対象病院ではありません。どうしても日系の病院でないと安心できないという方は、個人的に民間の海外旅行保険に加入して渡航するか、民間の海外旅行保険への加入が福利厚生に入っているかどうかを確認するようにしましょう。

Q&Aで解決できない場合は
フォームよりお問い合わせください

お問い合わせ